【MEL】シンメトリーチェック


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オブジェクトの非対称な頂点を検索します。対称な位置に移動もできます。
単純に頂点の座標を移動しているだけなので、ヒストリーが壊れません。
ジョイントを入れてしまった後、微調整のつもりで移動した頂点がうっかり片方だけだったときなどに使えます。
使い方
■非対称頂点の探索
オブジェクトまたは、コンポーネント選択して「探索」ボタンを押すと、選択されたものの中から対称の組がない頂点のみ選択されます。

少しずれてしまっているものや、そもそも形自体が対称ではない頂点ですね。(中心がずれているものも含まれます。)
「探索許容地」で、対称と認識する座標の精度を変更できます。誤差の許容値です。

図の10はかなり大げさな数値です10(m)ずれていても対称としてしまいます。
■非対称頂点を対称位置に移動(トポロジー)追加機能
ポリゴンの割り構造(トポロジ)が同じ場合であれば、
対称化方法の項目を「トポロジ」にし
「移動」ボタンで、ある程度の場合対称化ができます。(必ずできるわけではありません。)

非対称の頂点だけでなく周辺頂点の位置情報も参考にしますので、
次の状態を意識すると対称化できる可能性が高くなります。
・左右構造上同じ場所の頂点を選択して、左右で選択数を同じにしてください。
(関係のない頂点が選択されていると失敗する可能性が高くなります。)
・選択した頂点の周辺にあらかじめ対称の頂点がないと動作しません。
(周辺の対称が出来上がっているの頂点を参考にして、構造を把握し移動させます。)
・モデルすべてが同構造である必要はなく、選択範囲とその周辺が同構造であれば、うまくいく可能性があります。
■非対称頂点を対称位置に移動(頂点距離)
トポロジが異なるモデルであったり、上記の「トポロジ」ではうまくいかない場合、頂点の距離で強制的に移動させることが出来ます。
「頂点距離」を選択

対称にしたい頂点だけ選択

「移動」ボタンで「移動近似値」に入力されている距離内の対称頂点に移動します。

対称の相手がいない少し中心からずれている頂点などは「反転軸近似値」の値を調整することで中心に移動させることができます。
「移動近似値」に最初から大きい値を入れてしまうと距離内にある予想外の頂点に飛んで行ってしまうので、使用のコツとしては値を少しずつ上げてはボタンを押して、移動するかどうか様子を見るのが良いと思います。

追記20190609
「最接近値取得」ボタンを押すと、一番近い頂点の値を取得できます。 詳細

■UVの探索 追加機能
一番上のチェックボックスをUVにすることで、同じようにUVに対してもシンメトリーチェックや移動が行えます。

UVを選択して探索実行。非対称なUVが選択されたままになる。
中心軸の設定はここで出来ます。

Getは選択されたUVの中心を取りますが、小数点第3位以下は切り捨てられます。
(小数点第4位以下の数値は中心軸に設定できません。)
■トポロジーから対称化(UV)
頂点と同じように、すでに対称であるUVを参考に、周辺UVを対称化していきます。
「トポロジ」を選択し、「移動」。

一度にやると重くなる可能性があるので、単一シェルにするなど、出来るだけ少なめ選択で行ってください。
■頂点情報から対称化
UVに対応する頂点の座標を確認し、対称頂点があったらUVの位置を対称位置に移動します。

全く対称UVがなくとも移動できますが、少し重いです。
選択UVは少なめにし、出来るだけトポロジを使用されることをお勧めします。
※注意
どの対称化方法でも、右は右、左は左に中心軸をまたがないように配置してから実行してください。

どちらを基準にして、どちらを動かすか状況によってわからない為です。
更新
2019/06/09 最接近距離取得機能追加 詳細
2016/12/04 中心のみ移動 中断 追加 詳細
シンメトリー化の前に、中心のみ調整できるようにしました。
ESCキーで中断できるようにしました。
2015/09/06 UVに対応 詳細
UVに対して行えるようにしました。
上記「■UVの探索」以下参照
2015/05/26 探索許容値上限修正
探索許容値に0.001超えの数値を入れられるように修正しました。
2015/05/26 同名オブジェクトバグ修正
同じ名前のオブジェクトが存在するときに原点以外の場所で動作しないことがあるバグを修正しました。
2015/05/24 トポロジ対称化機能追加
トポロジの情報から対称化する機能を追加しました。
上記「■非対称頂点を対称位置に移動(トポロジー)追加機能」参照
2015/03/01 インターフェースを改良しました
必ず押すボタンは下のほうにまとめました。
2015/03/01 軸選択追加
X軸だけでなく、Y軸、Z軸にも対応しました。
2015/03/01 対称軸の改善
原点にモデルがない場合、中心の概念があいまいだったので、ピボットの位置を中心座標にしました。
2015/03/01 ローカル座標の改善
親オブジェクト、自分自身に回転値がはいっていても使用できるようにしました。
よろしければダウンロードはこちらからどうぞ。
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コメントの投稿
No title
Re: No title
お役にたてて光栄です!!!