【MEL】UVの比率を合わせる

![]() | AriUVRatio |
2016/08/07 更新: MEL名変更しました。
選択したUVの距離をモデルの頂点と同じ比率に揃えます。
「展開(unfoldUV)」や「リラックス」の機能を使えばそれなりに比率を揃えられますが、下図の例のようにカーブしているもののUVを直線にしたいとき、比率をモデルと同じにするのはなかなか厄介だと思います。
等間隔にするのではなく、ちゃんとモデルの比率にします。

「直線にしてMELを実行」「直線にしてMEL実行」を繰り返すことで、モデル自体の比率がきれいであればこんな感じにUVもきれいに並べられます。

使い方
交差していないエッジまたはUVを選択してMELを実行するだけです。
エッジで実行したほう処理が早いです。
更新:直線でないUVは直線化します。

直線化して、U軸またはV軸に平行化させます。
・直線じゃなくても一応機能しますが、T字や十字のような途中分岐するように選択したものには対応してません。分岐しないように別々に選択して実行してください。

・選択するUVは、重ならないようにしてください。(UV座標の順番をでたらめにしないでください。)
・直線化する場合は大丈夫です。

直線であれば、離れていても比率を合わせられます。

選択UVの合計距離を比で分散します。
2頂点選択で実行
(追加機能2015/12/28)
ループ選択をしてから直線化と間隔調整を行います。

1頂点選択で実行
縦横のループ選択をしてから直線化と間隔調整を行います。

縦横合計比率も合わせます。
オプション
(追加機能2016/08/07)
zipファイルの中に入っている、AriUVRatioOptions.mel も一緒にスクリプトフォルダの中に入れ、
AriUVRatioOptionsを実行すると、オプションが開き、強制的に直線化するかしないかを設定できます。
なにも選択していない状態で、AriUVRatioでもオプションを開けます。

部分的に微調整をするときなど、こちらの設定のほうがいい場合もあると思います。
(AriUVRatioOptions.mel をスクリプトフォルダに入れる際は、本体AriUVRatio.mel の古いものがあっても必ず一緒に入れて、上書きしてください。)
更新
2018/10/28 更新
何も選択していない状態で、MELを実行するとオプションを開く機能追加。
2016/08/07 MEL名変更しました。
AriUVFromVertexRatio から AriUVRatio に変更しました。
2016/08/07 オプション追加
オプションMELを追加し、直線化をするしないの設定ができるようになりました。
2015/12/28 処理の最適化
UV選択で実行する際、エッジに比べて処理に時間がかかっていましたが、少し最適化しました。
2015/12/28 処理の最適化
1UV、2UV選択でループ選択をしてから実行するようにしました。
2015/05/31 仕様変更 強制的に直線化
直線に対して行うのではなく、処理を行ったUVを直線化するようにしました。
注意 従来のものを使ってくださっていた方へ。
この2015/05/31のバージョンでは、実行したUVが強制的に直線になり、U軸またはV軸と平行になります。
テキストエディタでmelを開き、15行目付近の図の1を0にすることで、従来方式に戻せます。
オプションで設定できます。
よろしかったらこちらからダウンロードできます
Download
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コメントの投稿
No title
ありがとうございます。
Re: No title
そういって言っていただけると、作ったのは間違いじゃなかった!公開してよかった!と思えます。
No title
使ってみたんですが
かなりの確率でMayaが落ちてしまいます。
どのようなことが考えられるでしょうか。
Mayaバージョンは2016Extension1+SP6で、
OSはWindows10です。
Re: No title
ご迷惑おかけしています。
うーん・・・正直ちょっとわからないですが、
私の場合、ホットキーエディタに登録する際、コマンドと名前を同じにしたら落ちる現象になったことがあります。
http://cgjishu.net/blog-entry-193.html (真ん中辺りに赤文字で書いてあります。)
登録も何もせず普通に実行されて落ちてしまうのは、ちょっと現状だとわからないです。すみません。