【MEL】デフォルト法線と現在のロック法線をブレンド

![]() | AriNormalDefaultBlend |
ロックされている法線と、デフォルトの法線を任意の値でブレンドします。
デフォルト以外にも、取得した法線とブレンドすることもできます。
ロック法線を作ったものの、強すぎるかな?デフォルトの法線も多少影響したほうがいいかな?というときに使えます。
起動
AriNormalDefaultBlend を登録して起動すると、ウィンドウが開きます。

MELの登録と機能の仕方はこちら。
【Maya基本】MELの追加と実行方法
ブレンド実行
法線編集を行って法線ロックされている、オブジェクトまたは法線を選択してBlendボタンを押すと、

入力された数値の割合で、デフォルト法線とブレンドされます。

0より小さい数値、100より大きい数値も直接キー入力で一応入れられます。
0から100の場合はDefault,Currentの間の方向ですが、その範囲外の場合、外方向となります。
基本的な使い方はこれだけです。
設定
頂点/頂点フェース モード選択
Normal Type の項目で、頂点か頂点フェースに対して処理を行うか選択できます。
Vertex: 1頂点1法線として、1回だけ処理を行います。1頂点に複数法線がある場合平均値を使用します。(推奨)
VtxFace: 頂点フェースの数だけ処理を行います。頂点に複数法線がある場合も個別に処理されます。(あまり使わないほうがいいです。)

注意
頂点フェースモードを選択すると、ソフトエッジがハードエッジになってしまいます。
処理も重くなるので、できる限りVertexを選択することをお勧めします。
デフォルト/法線取得 モード選択
Blend Normal の項目で、デフォルト法線とブレンドするか、取得した法線とブレンドするかを選択できます。
Default: デフォルト法線(法線ロックを解除した時の法線)とのブレンドを行います。
Get: 任意の法線状態を取得しその法線とのブレンドになります。

任意法線取得
Blend Normal が Get の時のみ有効です。
オブジェクト、または頂点を選択してGetボタンを押すと、その法線状態を取得します。

法線を編集した後(Current)、Blendを実行すると、
現在のロック法線(Current)と取得した法線(Get)とのブレンドになります。

取得した時と、頂点番号やオブジェクト名が異なると実行されません。
ダウンロード
ダウンロードはこちらから
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つぶやき
法線シリーズ第3弾。
使用頻度はだんだん低くなってきてますが、整理整頓のためにもちゃんと調整してアップしときます。
tag : Maya, MEL, 法線, Normal, AriNormalDefaultBlend,
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