【MEL】特定方向のフェースや頂点を選択

![]() | AriSelectOrientation |
ある向きに対して一定角度以内のフェースや頂点を選択するツールの公開です。
Maya標準機能のコンストレイントを使用(Use Constraints)で同じようなことはできますが、
個人的に操作が直感的ではないことと、ほしい機能が少し足りてなかったので作成しました。
起動
AriSelectOrientation を実行すると、ウィンドウが開きます。
登録と実行方法

基準向き入力
3数値を入力するフィールドで基準したい向きを入力します。
+X~-Zのボタンで、それぞれの軸の向きになります。
頂点またはフェースを選択してGetボタンを押すと、その法線の向きが入力されます。

※Getボタンはローカルの値になるため、回転されていると意図した値になりません。
(これ直そうとすると少し大変なので今のところ仕様で。
どうしても取得したい場合、向きさえ取得できれば良いので、ディプリケートしてフリーズとかしてから取得してください。)
角度設定
基準の向きに対して、
選択する角度を Sel (max) で設定します。
その中で選択をしない角度を UnSel (min) で設定します。

選択実行
GO ボタン を押すと、選択したフェースまたは頂点に対して、選択処理が実行されます。
Autoチェック が ON になっている場合、スライダーを動かした時点で選択が更新されます。

選択ターゲット保存
このツールは通常選択した頂点またはフェースに対して行います。

選択したものに対して行うため、一度選択範囲が縮小してしまうと角度を大きくしても選択範囲の拡張はされません。

そこで、選択を保存することが出来ます。
ターゲットにしたいフェースまたは頂点を選択し Target Save ボタンで、ターゲットが保存され、右上にコンポーネントのが図が表示されます。

右上にコンポーネントの数が表示されている間は、選択に関係なく、その保存したコンポーネントに対して処理を行います。

Clearボタン で保存したものの削除がされ、右上のコンポーネント数が消えます。
右上に何も表示がない時は、選択フェースまたは頂点に対して処理を行います。
Maya標準機能
Maya標準機能の コンストレイントを使用(Use Constraints) で同じようなことは出来ます。
選択の保存や、基準角度の取得はできません。
詳細はこちら
ダウンロード
ダウンロードはこちらからお願いします。
Download
Google Chrome ではダウンロードできない場合があるようです。
その場合、別のブラウザか、右クリック名前を付けて保存など試してみてください。
つぶやき
今回も自分用に適当に作ったものを丁寧に作り直しました。
Maya標準機能で近いことができるものを、わざわざ公開するかは正直ずっと迷っていましたが、
出来ないことあるし、こっちの方が直感的かな?と思うところもあったので、公開します。
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