【MEL更新】結合と抽出を便利にするスクリプトに機能追加

![]() | AriCombineExtract |
オブジェクト名や、ピボット座標、アウトライナ階層等、できるだけ情報を保ったまま、結合(Combine)と抽出(Extract)をするMELの更新です。
ピボットを中心へ移動(CenterPivot)や、コンポーネントのデタッチ(Detach Component)、フェースの複製などをできるよう機能追加をしました。
おさらい
MELを実行する際、
オブジェクトを選択するかフェースを選択するかで、
結合(Combine)か抽出(Extract)か機能するものが決まります。
※MELの登録実行方法はこちら。
フェース選択で実行
フェース選択の状態でAriCombineExtractを実行すると、
抽出(Extract)が行われ、別オブジェクトとなります。

オブジェクトを複数選択で実行
複数のオブジェクトを選択の状態でAriCombineExtractを実行すると、
結合(Combine)が行われ、1つのオブジェクトとなります。

更新
エッジ選択、1つのオブジェクト選択で実行の挙動と、オプションを追加しました。
オブジェクト1つ選択で実行
選択オブジェクトが1つの状態でAriCombineExtractを実行すると、
中心にピボットポイントが移動(Center Pivot)が行われ、オブジェクトの中心にピボットが移動します。

アトリビュートの数値は、原点からの距離に再計算されます。
エッジ選択で実行
エッジ選択の状態でAriCombineExtractを実行すると、
コンポーネントのデタッチ(Detach Component)が行われ、エッジが切り離されます。

※オフセットはされません。画像はわかりやすいように離してあります。
オプション
何も選択せず、AriCombineExtractを実行または、AriCombineExtractOptionsを実行すると、
オプションウィンドウが開きます。

各チェックで、AriCombineExtractを実行したときの挙動を変更できます。

各項目の右側のApplyは、チェックを変えなくても、押した瞬間にその機能が実行されます。
設定は変えず、その時だけ実行したい時に便利です。

Extract Cut
フェース選択で実行した際、そのフェースを抽出して別オブジェクトにします。デフォルトの挙動です。

Extract Copy
フェース選択で実行した際、そのフェースをコピーして別オブジェクトにします。
元のオブジェクトは変更されません。

※オフセットはされません。画像はわかりやすいように離してあります。
Extract Not Separate
フェース選択で実行した際、そのフェースを別オブジェクトにせず抽出します。
選択した部分だけ切り離す感覚です。

※オフセットはされません。画像はわかりやすいように離してあります。
ReFreeze
ReFreeze のチェックがONの場合、オブジェクト1つ選択実行でPivotを中心に移動させた際、座標が原点の距離(ローカル)になります。

チェックがOFFのときはピボットが移動しても座標値は変更されません。
MELのダウンロード
ダウンロードと詳細はこちらの記事から。
【MEL】親子関係やピポッド位置を保ったまま結合(Combine)&抽出(Extract)
tag : Maya, MEL更新, モデリング, AriCombineExtract,
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