【Mayaあるある】ノード名の「:」(コロン)を消したい

読み込み方によっては、インポートやリファレンスからオブジェクトを読み込む際に、ノード名に「:」コロンがつくことがあります。
このコロンより前の文字を消去する方法です。
無理やりリネームしたくもなりますが、ネームスペースという仕組みでついているケースがほとんどなので、正しい手順で消した方がいいと思います。
それでも残ってしまう場合、リネームMELを使用した一括リネーム方法も書きました。
ネームスペース
「:」(コロン)のついているノードは、Mayaのネームスペースという仕組みを使用している状態なので、
ネームスペースを削除すれば、「:」(コロン)をなくすことができるケースがほとんどです。
ウィンドウ > 一般エディタ > ネームスペース エディタ (Window > General Editors > Namespace Editor)
でネームスペース エディタを開いて、

:(root)以外の項目を選択し、削除(Delete)ボタンを押します。

続いてルートとマージする (Merge with Root)を押します。

すると「:」(コロン)の前の文字が消されたノード名にリネームされます。
※同名があると、勝手にリネームされてしまうので注意です。
ノードのアイコンに青いひし形がついてるものはリファレンスなので、ネームスペースの削除ができません。
リファレンス作成時に設定してください。

リファレンスは別のファイルを参照している状態なので、
ファイル > リファレンス エディタ を使用し、シーンへオブジェクトとして読み込んでしまうことで、リネームできるようにもなります。

そもそも付けないようにする設定
そもそもインポートやリファレンス設定で、「:」(コロン)を付けないことができます。
その場合名前の衝突に注意してください。
ファイル > 読み込み(File > Import...) の右の□アイコンで、読み込みオプションを開き、
ネームスペースの使用(Use namespaces) をオフにすると、
Mayaのネームスペースの仕組みを使用しません。

リファレンスの場合は、
Referenceエディタ上の、
ファイル > リファレンスの作成 (File > Create Reference) の右の□アイコン、
で表示されるオプションで同じように、
ネームスペースの使用(Use namespaces) をオフ。
MELで無理やり「:」(コロン)を消去
ネームスペースを削除しても「:」(コロン)が残ってしまう場合、
当ブログで入手できるAriRenamerというツールを使用して、シーンにあるすべてのノード名から「:」(コロン)を消去できます。
ダウンロード
こちらからAriRenamerをダウンロードして下さい。
・ツールの入れ方
・利用規約
起動
何も選択しない状態でAriRenemerを実行し、ウィンドウを表示させます。

「:」を検索
検索フィールドに「:」を入力し、Getボタンを押します。

するとシーン内にある「:」を含むすべてのノードがリスト化されます。
※何か左フィールドに入っている状態だとその中からの検索になってしまいますので、左フィールドになにもない状態にして検索してください。
「:」 の前方消去
機能 > : の前方消去 (Function > Remove the front of) をクリック。

すると、右のフィールドが「:」を消去した名前になります。
Rename実行
右フィールドを確認し、その名前でよければ、Renameボタン。

この手順で「:」を除去したものにリネームされます。

このリネームツールは他にも色々機能が含まれています。
よかったらこちらの記事ご覧ください。ダウンロードもこちらの記事から。
【MEL】複数のノードを手軽にリネーム改
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