【Mayaあるある】マニピュレータが固定されて選択の中心にこない

通常、コンポーネント選択の際には、選択したコンポーネントの中心にマニピュレーターが表示されますが、
固定されてしまうことがあります。
症状と原因
移動、回転、スケールツールのアイコンどれかをダブルクリックで表示される、
ツール設定(ToolSettings) の コンポーネントのピボット固定(Pin Component Pivot)がオンになっている状態で、

少しでもピボット移動させると、

ピボット(マニピュレータの位置)が固定されてしまいます。

※ピポッド移動は「Insertキー」や「Dキー」で切り替えるか、または「Dキーを押したまま」でマニピュレーターを移動させる操作です。
解決策
リセット(Reset)で一時的に固定を解除
チェックを外すとピボットを移動させても固定されなくなります。

チェックがONになる原因
一つの可能性ですが、
移動(W)、回転(E)、スケール(R) ツール(選択(Q)ツールではダメ) で、
頂点、エッジ、フェースモードの時…

Dキーを押しながら右を押したままにすると、
下記のようなメニューが現れます。

※正確にはD押したままでなくてもピポッド移動モードであれば出てきます。(InsertキーやDキーを普通に押してすぐ離す)
このメニューの上部に、コンポーネントのピボット固定(Pin Component Pivot) があるので、
何かの拍子に誤ってチェックを付けてしまったことが考えられます。

これチェックをONにした直後は固定されず、次にピボットの編集を行ったときに固定されるので、いつやってしまったかは不明ってケースがあるのだと思います。
Dキーの挙動
Dキーは、ピボットの位置編集を行えるショートカットキーですが、2通りの使い方があります
1つは、Dキーを押したままにすると、その間だけピボット編集モードになり、Dキーを押したままマニピュレーターを操作することで、ピボットの位置が変更できます。
もう1つは、Dキーを単に短く押すことで、ピボット編集モードのON/OFFを切り替えることができます。
Insertキーと同じ挙動です。
Dキーを長押ししたつもりが、意図せずにピボット編集モードに切り替わっていたりすることもあるので、注意です。
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