【Maya超基本_9】オブジェクトの表示/非表示やグループ化

オブジェクトが増えてくると、まとめて動かしたかったり、目的のものを正確に選択したかったり、非表示にしたかったり、色々オブジェクトの管理が必要になってきます。
今回はアウトライナというものを使用した、その辺の解説です。
狭い所や、隠れたところのモデリングの際、関係ない所を非表示にして、作業しやすくする方法なども書いておきます。
アウトライナ
Maya左側のこのアイコンをクリックすると、

アウトライナ(Outliner) というウィンドウが開きます。

ウィンドウ > アウトライナ (Window > Outliner) でも開けます。

※Maya2016以前はこっちで
このアウトライナは、シーンにあるオブジェクトの一覧です。
とりあえず、上4つと下2つのリストは無視してください。

オブジェクトの選択
アウトライナのリストをクリックすることで、オブジェクトを選択することができます。

Ctrlで複数選択、Shiftで範囲選択ができます。
オブジェクトを直接選択すると、アウトライナがハイライトされます。
名前の変更
ダブルクリックで名前を変更できます。
管理しやすいようにすきな名前を付けられます。

ちゃんと名前を付けておくと、オブジェクトが増えたときに、目的のオブジェクトを選択しやすくなります。
日本語や全角文字は使用しないでください
グループ化
複数のオブジェクトを選択し、

※アウトライナからじゃなくて直接オブジェクトを選択してもいいですよ~
Ctrl + G キー を押すと、グループ化という処理がされた状態になります。

オブジェクトがフォルダに入ったようなものです!
グループ左の + を押すと、中身が確認できます。

グループを選択すると、まとめて移動、回転、スケールができます。

並び替え/親子付け
アウトライナ内のリストを選択し、
中ボタンドラッグで、並び替えや、親子付けができます。

複数オブジェクトを選択し、P キー で、選択したオブジェクトが、最後に選択したオブジェクトの子になります。
Shift + P キー で、選択したオブジェクトをグループの外に出せます。
オブジェクトの子供にオブジェクトという構造もできますが、
モデリングの時点では作業がしにくくなるので、このような構造は避けたほうがいいです。

グループの削除
オブジェクト同様、Deleteキー で選択したグループも削除できます。
グループを削除すると、中身の子も一緒に消えます。
子を消したくない場合はグループの外に出してからグループを削除します。
表示/非表示
オブジェクトの表示/非表示
オブジェクトを選択し、Hキー で、オブジェクトを非表示にできます。
もう一度 Hキー で表示ができます。

非表示したオブジェクトの選択
選択したものの表示非表示なので、他の物を選択してしまった場合、
表示されていないオブジェクトを選択する必要が出てきます。

非表示したオブジェクトの選択はアウトライナでできます!!

作業用に選択したものだけ表示
オブジェクトや、コンポーネントをを選択し、
Shift + I キーで、選択した部分だけを表示することができます。

オブジェクトでも、フェース等のコンポーネント単位でも可能です。
何も選択していない状態で、Shift + I キー で表示状態を戻せます。
ビューのすぐ上にあるこのアイコンでもできます。

こちらはON/OFFなので、2度目に押した際は、オブジェクトが選択されていても、表示状態が戻ります。
(Shift+I の場合、何か選択されていると、更にそいつだけの表示になり、表示状態は戻らない。)
作業に関係ない箇所を非表示にできるのでとても便利です。
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