【Maya超基本_1】今日から始めるMaya すごくよく使うキー

これからMayaを学んでいく方を対象に、初めて触るときに知ってほしい基本操作を書いておきます。
知らないソフトを触るのは、難しそうに思えますが、
少し操作方法がわかれば、案外そんなことなかったりするものだと思います。
これから学校でMayaを学ぶ方、独学で挑戦しようと思っている方、
よかったら、予習のつもりで見てみてください。
マウスについて
マウス か ペンタブレット を準備してください。
マウス
Mayaを操作するにあたって、
3ボタンついているマウスが必須です。

真ん中のボタンはホイールになっているものでOK。
ただし、Mayaではホイールを転がすことはあまりなく、主に押し込んで使います。

なので、ホイールは転がりにくいものの方がむしろ使いやすいかもしれません。
ペンタブレット
Mayaはペンタブレットでも操作できます。現場でも多くの人が使っています。私も使ってます。
ペンのサイドスイッチは2つが必須です。

右クリック、中クリックを割り当て使います。(割り当て方法は、各ペンタブレットの説明を参照してください。)
どちらに、右クリック、中クリックを割り当てるかは、個人で違うようです。(親指で押すか人差し指で押すかも自由です。)
タッチパッドやトラックボール
ノーパソについているタッチパッドや置いて使うトラックボールでのMaya操作は、できないことはないですが、
微細な操作を頻繁に行うため実用的ではありません。
必ずマウスかペンタブレットを用意してください。

すごく使うキー
Mayaは、ぱっと見色々なボタンがたくさん配置されていて、難しそうに見えますが、
これらは使う時に覚えればいいので、一旦全無視しします。
まず真ん中の一番広いフィールドだけに注目してください。

先にすごく使うキーを説明します。

すごく使う Alt キー
3Dなので、見る角度や、見る位置、見る距離、を変えて確認が必須になります。
それは、
Alt キーとマウスの組み合わせで行います。
Alt + マウス左
Altキーを押したままマウスの左ボタンを押して、画面をドラッグすると、くるっと見る角度を変えることができます。

Alt + マウス中
Altキーを押したままマウスの中ボタンを押して、画面をドラッグすると、上下左右に見る位置を変えることができます。

Alt + マウス右
Altキーを押したままマウスの右ボタンを押して、画面をドラッグすると、近づいたり遠ざかったりすることができます。

嫌でも使うので、自然にすぐに覚えます。
3Dでは、自分の見ているものは、カメラで撮っているものという理屈があるので、
これら見る位置を移動する操作をカメラ操作と言ったりします。
すごく使う F キー
…その前に、画面に何もないと効果がわからないので、
左上のアイコンからなにか作っておきましょう。
ポリゴンのモデリング(Poly Modeling) タブに切り替え、枠内のなんでもいいのでアイコンをクリックします。

クリックした形に対応したものが作成されます。
これを オブジェクト といいます。
F キー
Fキーを押すと、オブジェクトが画面に収まるようにカメラが移動します。

カメラを動かしすぎて、迷子になったり、見たいもののすぐ目の前に移動したい場合は、すぐFキーと覚えてください。
すごく使う Q W E R キー
オブジェクトを動かすためのキーです。

一列に並んでいるので覚えやすいと思います。
W E R キー を押すと、赤青黄の矢印のようなものが表示されます。これをマニピュレータといいます。
このマニピュレータをドラッグすることで、移動、回転、スケールを行うことができます。
Q キーを押すとマニピュレータが消えます。

W E R それぞれの機能です。
文字多くなるので、あまり詳しく説明は書きません。実際に触ってみてください。
W キー
移動させるためのマニピュレーターが表示され、オブジェクトを移動させることができます。

E キー
回転させるためのマニピュレーターが表示され、オブジェクトを回転させることができます。

マニピュレータをうまくつかまないと、軸に固定されずに回転してしまうので注意してください。
R キー
スケールさせるためのマニピュレーターが表示され、オブジェクトを拡大縮小させることができます。

真ん中の黄色い四角をドラッグすると、均等にスケールできます。
Ctrlを押したまま、先端のキューブをドラッグするか、
浮いている四角形をドラッグすると、2軸同時に均等にスケールできます。

すごく使うCtrl Shift キー
Ctrl Shift キーの話に入る前に基本の話。
マニピュレータを使っての操作ですが、
これは、選択したオブジェクトに対して機能します。

選択したものが動く、選択してないものは動かない。基本ですね。
(オブジェクトの追加)
オブジェクトが一つだと話が進まないので、オブジェクトを追加します。
一つ目のオブジェクトを作った時と同じように、左上のアイコンをクリックすると、追加でオブジェクトが作成されます。

クリック OR ドラッグ
ここから選択の話です。選択方法は主に、
クリックでポチポチ一つのオブジェクトを選択する方法と、
ドラッグで、範囲選択をする方法があります。
クリック (一つ選択)

何もないところをクリックするとすべての選択を解除できます。
ドラッグ (範囲選択)

選択されたものは、緑または白の網状のものが表示されます。
この網状のスパイダーマンのコスチュームみたいなものをワイヤーフレームと言います。
Ctrl Shift キー
この選択と、Ctrlキーと Shiftキー の組み合わせで、追加選択、選択解除、反転選択ができます。
これらのキーを押したまま、クリックまたは、ドラッグで、下記の選択になります。
Shif + Ctrl キー 追加選択
Ctrl キー 選択解除
Shif キー 選択反転

こちらもあまり詳しくは書きません。
Ctrl と Shift の組み合わせだということだけ覚えておけば、使っているうちに体が自然に覚えると思います。
すごく使うCtrl + Dキー
せっかくなので、最後に欲張って一つ覚えてください。
Ctrl + D キー で選択したオブジェクトをコピーすることができます。

Ctrl + D キーを押した瞬間同じ位置に重なって複製されるので、すぐ移動させましょう。
Maya特有ではないおなじみのキー
Delete キー
選択したオブジェクトを削除できます。
Ctrl + Z キー
アンドゥです。
Mayaのアンドゥは Z キー 単体でも機能します。
リドゥは Shift + Z です。
※コピー&ペーストはMayaでもCtrl + C と Ctrl + V ではありますが、
挙動が特殊なので、個人的にはあまり使わない方がいいと思っています。というか使わないようにしています。
コピーするときにはCtrl + D の使用を推奨します。
ここまでの操作がわかれば、オブジェクトを作成し、適当に配置まではできると思います。

今回の用語
・オブジェクト
・ワイヤーフレーム
・マニピュレータ
この用語がわからないなと思ったら、このページ内に説明が書いてありますので、見直してみてください。
CG界隈では頻繁に使います。
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