【MEL更新】UVを格子状に展開するMELに自動カット機能などを追加

![]() | AriUVGridding |
UVを格子状に整列するスクリプトの更新です。
基準にするエッジループが一周している場合、そのエッジループと交差するエッジループを自動的にカットする機能、
フェース選択で、プレーンマッピングする機能、UVが裏返らないようにする機能を追加しました。
おさらい

UVを一つ選択して実行すると、格子状の構造になっているUVシェルであれば、格子状に整列させます。
そんなツールです。
更新
交差エッジループ自動カット
1UV選択で実行した瞬間、UVから十の字にエッジループの判定を行います。
そのエッジループが1周していたら、そのエッジループと交差するエッジループのUVカットを行います。

実際はUVの構造上で行います。UVがカットされていて途中でループが切れれば、1周していることになりません。
交差エッジループ自動カットオプション
AriUVGriddingOptionsを実行、または、何も選択せずにAriUVGriddingを実行するとオプションウィンドウが開きます。
Cut
CutのチェックをONにすると、自動カット機能が有効になります。
Near
Nearを選択すると、選択したUVと交差するエッジループがカットされます。

Far
Farを選択すると、選択したUVから遠いところで交差するエッジループがカットされます。
(遠いとは距離ではなく、UVの個数で判断されます。)

注意
UVのシェルが格子構造になっていることが前提です。
格子構造になっていない場合、カットが途中で途切れてしまったり、正常に動作しません。
裏返し防止
オプションウィンドウで
ReverseのチェックをONにすると、展開したUVが裏返しの場合自動で反転します。(赤かったら青なるようにします。)
Uを選択するとU軸で反転、Vを選択するとV軸で反転します。

UVマッピング
意図した部分のみをUVシェルにすることが目的です。
フェースを選択してAriUVGriddingを実行すると、
UVがカメラベース(Camera Based)でマッピングされます。
格子状に展開したい部分のみのフェースを選択してAriUVGridding実行

シェルがまとまり、余計なUVとは切り離されます。

(ゼロ距離のUVができにくいマッピングだったら何でもよかったのですが、とりあえずカメラベースマッピングにしました。)
意図した部分のみをシェルになっているので、UVを一つ選択して実行すると格子状に展開できるはずです。

ダウンロード
ダウンロードの詳細説明はこちらの記事からお願いします。
【MEL】UVを格子状に整列させる
つぶやき
このツールを使う際、何度何度も行う下準備を少しでも省けないかと考えて実装したものです。
あまり余計な機能つけるのもどうかなと思ったのですが、せっかく実装したので公開します。
自分で使っていてよさげだったし…。
tag : Maya, MEL, モデリング, UV, UVGridding,
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