【MEL更新】AriCompactToolSettings Mayaが落ちるバグ修正

![]() | AriCompactToolSettings |
Mayaのシェルフを複数同時に表示したり、標準だと大きすぎるツール設定の項目を最小限してコンパクトに表示にしたりするツールのバグ修正更新です。
Maya2017以降特定条件でMayaが落ちる不具合があったので、修正しました。
おさらい
「 + 」ボタンを押すことで、シェルフの内容を次々追加でき一度に複数のシェルフを表示できるので、タブを切り替える手間を省けます。
シェルフの中身を切り替えたり、アイコンサイズや、幅や高さを変えることもできます。

現在のツールのツール設定をコンパクトにしたものが、最上段に表示されます。いらない場合、折りたたむこともできます。

バグ修正
Maya2017以降で
・特定の実行タイミングでMayaが落ちることがある。
・再実行するとMayaが落ちることがある。
・MayaのUI設定を特定のものに変更するとMayaが落ちる。
というバグを修正しました。
・アイコンが最大にしても一回り小さかったので、アイコンサイズの最大値を上げた。
という地味な更新もありますが、これは更新とは言えないので今回はバグ修正のみです。
ダウンロード
ダウンロードと詳細は下の記事からお願いします。
どちらからでも同じものが入手できます。
【MEL】複数のシェルフを表示
【MEL】コンパクトツール設定
つぶやき
こちらの記事のつぶやきでも書きましたが、Maya2017からウィンドウの仕組みが変わって「workspaceControl」というものになりました。今回のバグは、それの扱いに慣れていないことが原因でした。ウィンドウの生成が落ち着く前に、中のレイアウトをあれこれ編集しようとすると、Mayaが落ちてしまうことがあるようです。
具体的には、evalDeferredというコマンドを使い、メインの成の処理が終わるまで待たせてから、中身のUIをあれこれ弄るという処理にしました。
ここのところバグを見つけても、何かしら新しい機能を入れてから公開したほうがいいと思っていて、なかなかバグ修正をしないなんてこともありましたが、新しい機能がまたバグになることもありますし、バグ修正のみで公開します。
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コメントの投稿
2019でクラッシュします
AriCompactToolSettingsを使用自体はできますが
・シェルフ上下幅がどんどん広がる (狭めようとしても広がる
・removeをすると別のシェルフが下部に読み込まれる。
mayaを再起動すると読み込まれたシェルフが増えてる
・removeを続けるとエラー(以降操作受け付けず
line 428: Invalid negative index used to reference array "$AriCompactToolSettings_ShelfMenu_MainFrame". //
・さらにmayaの再起動を続けるとシェルフが読み込まれない
+を押しても捜査を受け付けない
AriCompactToolSettingsを実行しなおすと、とりあえず使える状態にはなる
こちらのツールは依存度が高いので2019でも難なく使用できるとありがたいです。
Re: 2019でクラッシュします
こちらでも、maya2019, Maya2019.2の環境で試してみたのですが、異常が出ませんでした。
すみません。現状原因がわからないです。
何かわかりましたら改善いたします。
ウィンドウドッキングになっているMELは特殊という心当たりはあります。
もしもですが、MELの実行方法が、
http://cgjishu.net/blog-entry-4.html
こちらと違っている場合は、この方法をお試しください。
宜しくお願いいたします。