【MEL更新】正多角形化せずに円整列する機能他追加

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円や円弧状にに整列するツールの更新です。
今まで正多角形、つまり頂点と頂点の距離を強制的に等間隔に整列していましたが、
単純に中心と各頂点の距離が一定になるように移動するという方法で、円形に整列する機能を追加しました。
頂点同士の間隔あえて等間隔にしたくない場合に使えると思います。
おさらい
多角形に整列したい頂点を、エッジ選択で1週するように選択し、
MEL実行で出てきたウインドウの、「整列(Alignment)」ボタンを押すだけです。

以上の操作で、選択したものが円になるというのが基本の操作です。
詳細
正多角形化(Regular)のON/OFF
今回追加のこのチェック。ON/OFFの挙動です。

正多角形化(Regular) ON
頂点と頂点の間隔を等間隔になるよう円形に整列します。つまり正多角形。
今までの挙動です。

正多角形化(Regular) OFF
中心と頂点の距離が等距離なるように移動して円形に整列します。
中心と元あった頂点の直線状を移動させるので、頂点と頂点の間隔は大きく変わりません。

正多角形化(Regular) OFFの場合、頂点選択でも実行できます。

ただし、頂点選択では、選択したすべての頂点と中心からの距離が一定になるため、複数の円に対して同時に行うことはできません。
また頂点選択の時のみ、マニピュレーターを出せばマニピュレーターの位置が中心になります。

Dキー押しながらマニピュレーターを移動させれば、選択頂点の中心と円の中心がずれている場合でも対応できます。
平面化(Planarization)のON/OFF
正多角形化(Regular) OFFの場合、平面化するかどうかを指定できます。

平面化をしない場合、中心からの距離のみ統一します。

正多角形化では、強制的に平面になります。
平面化をOFFにすれば、
選択頂点を中心から同じ距離になるよう、各頂点と中心を通る直線状を移動する挙動なので、結果的には球体状に整列することになります。

ある1点から同じ距離に移動させたらそりゃ球体になりますよってことで・・・。
平面化のみ

整列(Alignment)ボタンを右クリックすると、平面化(Planarization)ボタンが現れます。
円状に整列はせず、平面に整列するだけです。
ガタガタした頂点を平らにしたいときに使えるかもしれません。
ダウンロードと詳細はこちらからお願いします。
【MEL】頂点を円状(正多角形)に整列させる
つぶやき
仕組み自体は、同じ距離に移動すればいいだけなので、正多角形にするより遥かに簡単です。
簡単なものは自分用に使っていたのですが、実用的なものにしようとすると、このツールにどうやって実装しようか迷ってました。
使いづらかったり、わかりにくかったりしないことを祈ります。
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