【Mayaあるある】裏面や隠れている所がうまく選択できない

裏面が選択できなかったり、隠れている部分が選択できなかったり。
Mayaバージョンによって改善されてたりもしますが、メモしておきます。
バックフェースカリング
Maya2016以降改善されているところもありますが、
オブジェクトシェイプのバックフェースカリングがオフでないと、裏面から選択できません。
オブジェクト選択して
アトリビュートエディタ > shape名のタブ > メッシュコンポーネントディスプレイ > バックフェースカリング
(Mesh Component Display > Backface Culling)
がオフ(OFF)以外だと裏面からできません。

ここの設定はアトリビュートエディタで直接変えなくても、
カスタム ポリゴン表示(Custom Polygon Display)などの機能で、切り替えられてしまう設定なので、注意です。
Maya2016以降
Maya2016以降、バックフェースカリングがオフ以外でも、
ビューのレンダラがビューポート 2.0 になっている場合、裏面から選択できるようになっているみたいです。

ビューポート2.0以外の場合、旧バージョンと同じように裏面から選択できません。
おすすめバックフェースカリング
ビューのメニューにある
シェーディング > バックフェースカリング (Shading > Backface Culling) は
オブジェクト自体の設定には関係なく、見た目だけ裏面非表示できるのでお勧めです。

詳細はこちらに書いてあります。
【Mayaあるある】バックフェースカリング 裏面表示できない
カメラベースの選択
選択ツールの設定で、カメラ ベース選択(Camera based selection)にチェックが入っていると、カメラから見えない部分は選択できません。
選択ツールをダブルクリックなどで、ツール設定を開き、
カメラ ベース選択(Camera based selection) と 自動カメラベース選択(Automatic camera based selection)
のチェックを外すと、カメラから見えない部分も選択できるようになります。

チェックがオンだとこんな感じに、カメラから見えていなかった部分の選択がされません。

自動カメラベース選択(Automatic camera based selection)はワイヤーフレーム表示の時はこの効果をオフにするそうです。
つぶやき
バックフェースカリング問題は、いままで結構あるあるだったのですが、Maya2016以降ビューポート2.0で改善されたことで、あまりこのような状況にはならないかもしれません。
ただ、ゲーム開発環境など、ビューに特殊なものを使っていたりすると、まだこの問題には遭遇するみたいです。
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