【Mayaあるある】重なったポリゴンの処理

2021/08/29更新
Mayaをしばらく使っていると一度は体験してしまう、あるあるなことに対しての解決策みたいなものを、思いついたら紹介してみようかと思います。トラブルシューティング的なものでしょうか。
まずは、私の中で代表的なこちらです。
重なったポリゴンの処理
「いつの間にかできてしまってた!」なんてことがたまにある2重ポリゴン?多重フェース?のやっつけ方です。
できてしまう要因としては、押し出しツールをキャンセルしたつもりがその場にできてしまっていたり、その場にオブジェクトをディプリケートしてしまったのを知らぬまま結合、さらに頂点マージをしてしまったときなどですかね?
対処法
ビューのX線表示

まずは状態を確認するためにビューをX線表示にしておきましょう。
重なりが多いほど濃く表示されます。
メニューバーの メッシュ(Mesh) > クリーンアップ(Cleanup)

処理を実行するか、選択するかを選ぶ。

・「一致するポリゴンのクリーンアップ(Cleanup matching polygons)」は、重なったポリゴンは確定した時点で消去。
・「一致するポリゴンの選択(Select matching polygons)」は、重なったポリゴンは選択されるだけ。
です。
とりあえず
ジオメトリ除去メニューのラミナフェース(Lamina faces)だけチェック

「クリーンアップ」ボタンで処理されます。
「一致するポリゴンの選択」を選んだ場合は、処理されず、選択されるだけなので、
この選択状態を眺めた後このまま「Deleteキー」で消去できます。

※うまくいかないとき1
同じ座標でもマージされていない頂点があると、ラミナフェースとして検出されないので、
開き直って頂点をすべてマージしてから再度処理をしてみてください。

全ての頂点を選択して「メッシュの編集」>「コンポーネントのマージ」です。
(図のように「Shift+右押しっぱ」>「上」>「右上」でもマージできます。)
※うまくいかないとき2
重なっていても、フェースの形が違う場合、上記の方法では検出されないので、
一致するポリゴンのクリーンアップ(Cleanup matching polygons)
ラミナ フェース(Lamina faces)
非多様体ジオメトリ(Nonmanifold geometry)
を選択して実行すると、おかしくなっている頂点を強制的に切り離してくれると思います。

ツールで楽に検索
ちなみにですが、このポリゴン数などを数えて選択するMELを使用しても簡単に選択できます。
また、思わぬタイミングで早期発見できたりするかもしれません。

スポンサーリンク