【Mayaあるある】無理やりエッジループ状な選択をしたい

普通エッジループ選択をしたくても、1頂点に4エッジの構造になっていない場合はできません。
構造がループ構造でない場合でもエッジをループ状に選択する方法です。
2つの機能を紹介します。
隣接しているエッジの選択(Select Contiguous Edges)
日本語版では「隣接しているエッジの選択」という名前の機能です。
選択 > 隣接しているエッジの選択 (Select > Contiguous Edges)

で、ループ構造になっていなくても、エッジ選択をループ方向に拡張選択することができます。

一番浅い角度のエッジを進み、一定角度で止まります。↓下記画像参照。
オプション
この機能は、ある角度を閾値にして、途中で選択が止まります。オプションではその設定ができます。

選択 > 隣接しているエッジの選択 (Select > Contiguous Edges)の横にある□アイコンで、オプションでオプションウィンドウが開きます。

公式サイトの説明はこちら
隣接しているエッジの選択オプション(Select Contiguous Edges Options)
2D 角度は、サーフェスのシェイプに関係なくサーフェス トポロジによって作られる角度を参照します。3D 角度は、ワールドまたはローカル空間で測定される、サーフェスのシェイプによるアングルを参照します。以下は、この設定の組み合わせが選択に与える影響の例です。
最大角度が自分には理解しきれません。
そこで自分的に解釈してみると、
最大2D角度 → 何度のカーブまで曲がれるか
最大3D角度 → 何度の坂道まで登れるか(下れるか)
という感じだと思います。
例
この状態からスタート

カーブ(2D)も坂道(3D)も45度の構造です。
2D:30度
3D:30度
2Dも3Dも30度だと、30度以下の角度は選択されますが、それ以上のカーブも坂道も進みません。

2D:30度
3D:50度
3Dが50度なので、50度以下の45度坂道は進みます。
2Dは30度なので、45度のカーブは進みません。

2D:50度
3D:50度
2Dも50度にすると、50度以下の45度カーブも進みます。

2D:50度
3D:30度
ただし、2Dが3Dよりも大きな値の場合、2Dの値は意味ないみたいです。

2Dでのカーブも3Dの視点で見たら坂道になりますしうんぬん・・・??。
最短エッジ パスの選択ツール(Select Shortest Edge Path Tool)
もう一つは
選択 > 最短エッジ パスの選択ツール(Select > Select Shortest Edge Path Tool)
です。

「ツール」なので、上記のメニューを選択してからモデルの選択操作を行います。
頂点を選択していくとこんな感じにエッジを選択できます。

ただし、UVが切れていると選択できません。
UVエディタにもあるので・・・

UVエディタで使用すると、UVをぶった切るためのエッジの選択に便利だと思います。

つぶやき
エッジループ状・・・なぜ「状」なのかというと、
Mayaでいうエッジループとは、エッジの十字路を直進することかな?なんて思っていまして。
1頂点に4つのエッジがつながっていて・・・(境界エッジの場合はちょっと違いますが。)
この定義で行くと、単にエッジが連続してつながってる状態は、エッジループにはならないので「状」をつけておきましたw。
なにかいい言い方ありますかね??
連結とか?
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コメントの投稿
No title
ぐるっと一周するというエッジループの概念とニュアンスがありますね
俗称を提案してみましょう
「隣接しているエッジの選択」は 「優先道路選択」
「接続」は [センターライン挿入]
・・・でどうでしょう
Re: No title
道路交通に置き換えるのは個人的に大好きです。