【MEL】裏返しのUVを選択

![]() | AriUVReversSelector |
UVシェード表示をしたとき赤く表示される、いわゆる裏返しのUVを選択します。
完全に裏返ったものだけでなく、ねじれているものを含むかどうかも設定できます。
使い方
MEL実行するとウィンドウが開きます。
調べたいUVまたはフェースを選択して探索ボタンを押すだけです。
フェース選択
フェースを選択して実行した場合、裏返しUVのフェースが選択されます。

UV選択
UV選択をして実行した場合、裏返しUVのUVが選択されます。

ねじれ
「ねじれも検出」にチェックを入れて実行すると、
完全に裏返しではないけれど、ねじれている(?)UVも選択されます。
フェース選択の場合フェースが選択されますが、

UV選択の場合、ねじれの原因になっていると思われる逆順序のUVのみ選択されます。

凹
凹み形状の四角形で、裏返しなわけではありませんが、内部で行う三角化の順番で、図のように折れ曲がることもあるので、
凹にチェックを入れて実行すると、凹んだ位置にあるUVが選択されます。※UV選択で実行した場合。

注意
・「ねじれ」「凹」は五角形以上のフェースに対しては、うまく検出できないことがあります。
反転ボタンの挙動
このMELの反転(Flip)ボタンで行う反転は、内部的にスケール機能を利用して行っていますので、Maya2016でもちぎれないと思います。(2016ないので試せてませんが。)
また、フェース選択で実行してもちぎれないし、ばらばらにならない仕様です。

Maya2015でフェース選択して反転してもバラバラになりません。
ダウンロード
ダウンロードはこちらからお願いします。
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標準機能
Maya2017 Update3 では、標準の機能で裏返しのUVが選択できます。
ねじれているUV選択をすることはおそらくできないようですが、うちのMELよりはるかに高速です。

UVエディタ の UVツールキット > タイプ別に選択 > バックフェース
フロントフェース で、表向きUVも選択できます。
つぶやき
これも結構初期の段階で作ったものだったので、いろいろといい加減なところが多くちゃんと作り直すのが嫌で公開せず眠らせていました。
裏返し選択であれば、標準でもできるようになっちゃったし、このままお蔵入りにさせようかなぁとも思いましたが、今のうちであればまだ使う機会あるはずだ!と思いちゃんと作り直して公開しました。
ねじれの検出とかも使えると思いますし・・・。
ちなみに今でこそUVにもバックフェースという言葉が使われるようになったみたいですが、
私の知っている限りMaya公式ではUVに関して表裏とはいわず、巻き上げ方向と言われていましたね。
フェースを作っている頂点(UV)には順序が決まっていて、それが時計回りか反時計回りかという意味です。
時計回りの巻き上げ方向→表
反時計回りの巻き上げ方向→裏
このMELはその理屈を利用して検出しています。
UV の巻上げ方向を表示する
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