【MayaTips】新ホットキーのカスタマイズ(Maya2016~)

ホットキー(ショートカットキー)を設定するホットキーエディタは、Maya2016で一新されたようです。
一通り使い方をメモしておきます。※使用Mayaは2017です。
Maya2016以前のホットキー設定はこちら。
ホットキーエディタを開く
ウィンドウ > 設定/プリファレンス > ホットキーエディタ
でホットキーエディタを開きます。


既存キーの確認
まず目に入るのがキーボードのUIですが、
これはすでに割り当てがあるかを確認するだけです。設定するためにここをクリックとかしません。

青色のキーがすでに何か割り当てられているキー。
グレーのキーが未割当のキーです。
手元のキーボードでShift Ctrl Alt キーを押してみると表示が切り替わります。

どのキーが空いているかわかるので便利ですね。
カーソルを置いてしばらく動かさずにいると、何が割り当ててあるか表示されます。

ホットキーを割り当て
新規セット作成 or セット選択
設定したものをセットとして、丸ごと切り替えられるようになっているみたいです。
最初はデフォルト設定しかないので、カスタマイズ用に新規でセットを作成します。→Aへ
旧バージョンから設定を引き継いでいる場合、すでにセットがあります。→Bへ

A: デフォルト以外セットがない場合
左上のメニューから
歯車アイコン > 複製
を選びます。

セットにすきな名前を付けます。

B: デフォルト以外のセットがある場合
旧バージョンの設定を引き継いでいたり、もう作成されている場合は、そのデフォルト以外のセットを選択します。

メニューから選択 キー割り当て
A: 地道に探す
設定したいコマンド名をメニューから地道に階層を開いて探していく方法もありますが、

B: 検索を使う
「アプリケーションコマンド」での検索が便利です。
Mayaでメニューに表示されている名前そのまま検索できます。

日本語版であれば日本語でももこの通り。
キー入力
目的のメニューを見つけたら、選ぶと入力待ち状態になるので、設定したいキーを入力すれば設定完了です。

検索補足
検索方法のメニューを切り替えることで、
従来通りのランタイムコマンドや、
すでに割り当てられているキーからの検索、ホットキー、も利用できます。
スクリプトのキー設定
旧バージョン同様スクリプトにキーを割り当てる場合は、
まずスクリプトの登録をし、そのあとでキー設定という流れです。
スクリプトを登録
ランタイムコマンドエディタを使用します。
右側のタブをランタイムコマンドエディタに切り替えます。

まず新規ボタンを押します。
各項目が入力できるようになるので、
それぞれを入力します。

一番下のフィールドが登録したいコマンドで、名前はなんでもよく、説明はなくてもいいです。
旧バージョンだと名前とコマンドが同じだとダメでしたが、
追記
原因はわかりませんが、同じ名前にするとMELを実行する際、高確率でMayaが落ちるようです。
名前にコマンドとまったく同じものは使わないようにしたほうがよさそうです。
_keyなどつけるといいと思います。

記入が終わったら、ランタイムコマンドを保存。

一見失敗っぽいメッセージが出ますが、うまくいってるみたいです。

キー設定
左側に目を戻して、
ホットキー編集の項目を Custom Scripts にすると登録した一覧が表示されます。
あとは普通のキー設定同様、選択してキー入力です。

編集と削除
この左側の一覧を選択している状態で、右側の編集と削除が押せる状態になります。
ボタンを押せば、登録したスクリプトの編集、削除が行えます。

カテゴリ分け
今回触れませんでしたが、カテゴリやサブカテゴリを設定すれば、Custom Scripts以外にも登録ができるようです。
しっかり管理したい場合試してみてください。

つぶやき
Maya2016が出る前、MELでUIがある程度自由に扱えるようになった頃、遊び半分で自分なりにホットキーエディタを作り始め、未完成のままほったらかしだったものがあるのですが、これは完成させることなくお蔵入りですね・・・w。

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