【Mayaあるある】「T」キーって何に使うの?

「T」キーは、マニピュレータの表示ツール(Show Manipulator Tool)ですが、
他のツールと違い普通に実行しても何も起きないし、何のためのものなのかいまいちわからなかったりしませんか?
どういうときに使用するか、知っている範囲で書いておきます。
まずは押し出しなどの話
押し出しなどの機能をマニピュレーターで操作し、決定した後でもヒストリーで再設定できるのはご存知ですよね?

例えば押し出しを実行

マニピュレーターで調整

決定した後でも

ヒストリーから再設定できる。
このタイミングで「T」キー
このヒストリーを選択した状態で「T」キーを押すと、マニピュレーターを再表示することができます。

入力になっている状態で押さないように注意です。

ここの値がtttttってなっちゃいますから。
「T」を押した後にヒストリーを選択の順番でも同じです。
こんな感じで、実行した直後にマニピュレーターが表示される機能のマニピュレーターを再表示させることができます。
また、設定によっては「押し出し」実行後にマニピュレーターが表示されないことがあるみたいなので、そんなときは「T」を押して見てください。
あとは、トランスフォームのアトリビュートにあらかじめ設定しておくと、マニピュレータの表示ツール(Show Manipulator Tool)で選択した時に、マニピュレーターの種類を設定したものにすることができるようです。
アトリビュートエディタ の 「ディスプレイ」 > 「既存表示マニピュレータ」。

たとえばここを「回転」にしておきます。
すると、「T」キーをおして、選択するだけで勝手に回転のマニピュレーターになります。

リグとか、移動させるものか回転させるものか、ここで設定しておくと便利になったりするのかもしれません。
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